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広報は5年スパンで考えよう
(2009年8月20日)

僕の友人には、大手企業のベテラン広報パーソンも多いが、彼らのほとんどは広報畑だけで軽く10年などの経験を積んで、一流と言われるまでになっている。
一流は、頼りになる広報機能が存在していると全社に理解され、かなりの比率で社員からそこに「あの人」がいると認識されているかどうかが、僕なりの指標だ。あの人なら安心して相談できる。この話をなんとかしたいけど、どうしたらいいかわからない、などの案件を、うまくさばいてくれる人材と言い換えてもいい。
一方で、そうでない広報パーソンとなると、詳しい説明は抜きに一流のまったく逆と言えばいいだろうか。
一流には“顔”がある。かなりの下積みを経て会社の内と外にそれを築き上げ、ようやく一目置かれたりする(こともある)。
どうもこういういい面ばかりが伝わっているのか、広報というと人気職種で、会社のスター部門に配属され、スター芸能人にでもなったような勘違いをする人がいるようである。
僕の見方は、広報はどぶ板。社長や役員のわがままに付き合い、各部門との調整に靴を擦り減らせ、マスコミのプッシュに耐え、ときにリスク対応も粛々とこなし、情報を間違いなく伝えるプレッシャーに耐えて、と、こんな厳しい環境に耐えられる体力、精神力、能力、さらに人格が求められる。
長い目でそういう人材が育てられれば、外からは「あの会社は良い」と思われやすくなり、その印象が社会に伝わっていくのである。

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